季節の変わり目の春は、肌トラブルでお顔に悩みが増える季節でもあります。心機一転、新しい生活が始まる春にそんな顔のトラブルは困りもの!しかし顔のケアに力を入れても、またすぐにトラブルが出てくることも多くありませんか?それはもしかすると、季節の変わり目で頭皮から肌が弱っているのかも。そこで今回は、頭皮環境を改善し、頭皮からツヤのある美顔を目指す方法を紹介します。中でも、頭皮に常在する菌に注目してキレイを目指す方法を紹介するので参考にしてみてください。
頭皮トラブルは顔にも大きな影響が!?

顔と頭皮は一枚の皮膚でつながっています。そのため、頭皮の不調は顔にも影響が出てくるのです。
〈頭皮環境の悪化〉
弾力不足、炎症、乾燥、血行不良 など
↓
〈顔への影響〉
たるみ、シワ、肌荒れ、乾燥、くすみ など
弾力がなく炎症をおこした頭皮環境は、このように一見関係ないように思える、顔のたるみや肌荒れなど、トラブルを引き起こしてしまうこともあります。頭皮と顔は皮膚、血管、リンパ管と全てが繋がっているからです。
特に乾燥しやすい冬からの季節の変わり目である春は、頭皮トラブルから、一枚の皮膚でつながった顔のトラブルへ発展することが多いので要注意ですよ。
ツヤのある春の美顔を目指すには、頭皮を整える必要があるのですね!
頭皮には菌がいる!?頭皮フローラが美肌のカギ!

ツヤのある健康的な顔は、頭皮から整えていきましょう。そんな頭皮をケアする方法は様々!今回は頭皮のケアとして「菌」に注目してみていきたいと思います。
実は私たちの頭皮には常に菌がいるのをご存知ですか?菌というと汚い…そんなのいて大丈夫…と不安に思うかもしれません。ですが私たちの頭皮にいる菌は常在菌と呼ばれ、頭皮を健康的に維持する役割がある菌もいるのです。
そう!菌は確かに必要な存在!しかし、そんな菌も増殖したりバランスが崩れると頭皮環境を悪化させてしまうのです。
腸内細菌と同じで、頭皮にも善玉菌・悪玉菌・日和見菌が存在します。善玉菌・日和見菌となる菌を育て、悪玉菌を増やさないよう、これらのバランスを整えることが大事ですよ。
では、そんな頭皮の菌について、役割や増殖による影響をみていきましょう。
私たちの頭皮の健康に必要な菌たち
私たちの頭皮には多くの菌が存在していますが、頭皮には主にブドウ球菌やアクネ菌という菌がいます。
◯表皮ブドウ球菌
この菌は皮膚のバリア機能維持に重要な役割を果たします。表皮ブドウ球菌は私たちの皮脂や汗を餌にして脂肪酸を生成し、この脂肪酸が皮膚を弱酸性に保ったり、病原菌から私たちを守ってくれるのです。健康に必要な常在菌の中でも、特に頭皮環境を整えるために活躍してくれる必要不可欠な存在です。
しかし強いストレスを感じると、ヒスタミンを産生させ、頭皮の痒みや炎症などを引き起こすと言われています。
◯アクネ菌
ニキビでお馴染みの菌ですね。アクネ菌は確かに増殖しすぎるとニキビの原因になるやっかいな菌です。しかし、頭皮の健康に必要な栄養素を供給し、皮膚を守る役割があります。頭皮環境によって良くも悪くもなる、バランスが大事な菌です。
普段は悪さをしなくても増えると悪影響がある菌
また常在菌の中には、健康な時は悪さをしない菌でも、生活習慣やストレス、間違ったシャンプーなど様々な要因で増えてしまい、頭皮環境を乱してしまう菌もいます。
◯黄色ブドウ球菌
常在菌ですがこちらは少し注意が必要な菌です。健康な状態の時は、異常に繁殖することはありませんが、皮膚の状態がアルカリ性になると増殖し、炎症を引き起こしてしまいます。
◯マラセチア菌
マラセチア菌も増殖すると悪影響のある菌です。菌が増殖すると炎症をおこしてしまい、薄毛の原因にもなります。
このように、私たちの頭皮を健康的に維持するためには菌は必要な存在!しかし、増殖することで悪影響があることも覚えておきましょう。
頭皮フローラから美肌へ!菌を意識して頭皮環境を整える

では、頭皮からツヤのある肌(顔)を目指すため、菌を意識した頭皮ケアをしていきましょう。頭皮フローラを整え、頭皮からお顔もキレイを目指すケアを紹介します。
①シャンプーのやりすぎに注意!
シャンプーは1日1回を目安にしましょう!
悪影響のある菌は洗い流さなきゃ!と思う方も多いと思います。確かに清潔にするのは必須条件ですが、シャンプーのやりすぎは逆効果です。過度なシャンプーは頭皮を乾燥させてしまい、皮脂を過剰に分泌させてしまい、常在菌のバランスを崩してしまいます。
特に黄色ブドウ球菌は頭皮がアルカリ性になると必要異常に増加してしまうため、頭皮環境が気になる時は弱酸性のシャンプーを使うといいですよ。
②菌を増やさないシャンプー
皮脂を残さない、頭皮を傷つけないようにシャンプーをしましょう。前頭部や頭頂部はとくに皮脂が多いので、しっかり洗うことをおすすめします。また、シャンプー時の頭皮を傷付けないよう、爪はきちんと切り指の腹を使って洗うようにしましょう。
皮脂は菌のエサになるため、必要以上に増やさないようシャンプーはしっかり洗う必要があります。そして頭皮に傷がつくと黄色ブドウ球菌の異常な増殖に繋がるため、頭皮環境が悪化してしまいますよ。
③皮脂や汗を放置しない
汗や皮脂を放置しないよう汗をかいたらタオルで拭き取りましょう。また、毎日シャンプーをし、シャンプー後はきちんとドライヤーで頭皮から乾かすことが大事です。
(ドライヤーは頭皮を乾かすように)
ドライヤーは毛先よりも、乾きづらい頭皮から乾かしていきましょう。髪を少しづつ分け、頭皮を乾かします。ドライヤーは近づけすぎないよう、20cmくらいはなしてかけてくださいね。
シャンプー後はキレイになったからとつい安心してしまいますが、ここで気を抜くと汗が放置されて菌の繁殖につながります。
特に汗の放置は、マラセチア菌が増殖して頭皮に炎症を起こしやすくなるので要注意です。
④脂っぽい食事を控える
ファーストフードなど脂っこい食事を少なめに、腸内環境を整える食事を意識しましょう。油の多い食事より、発酵食品や食物繊維の豊富な和食がおすすめです。
油分を多く摂取すると、頭皮の皮脂の分泌量も増加する傾向にあります。皮脂は乾燥を予防し常在菌の餌となるため多少は必要ですが、多すぎると菌が増えすぎてしまうのです。
また、腸内環境を整えることは頭皮にも良い影響があると言われています。脂質が少なく腸内環境に良い「和食」は頭皮の菌にも最適なのです。
⑤汗をかく習慣をつける
普段より汗をかくようにしましょう。30分ほどの運動をしたり、運動が苦手な方は半身浴などして汗をかく習慣をつけるといいです。
なぜ汗をかくようにしたらいいのか、それは普段から汗をかく習慣がある人は、水分の割合が多くミネラルが少ない汗をかけるからです。ミネラルの多い汗は、頭皮をアルカリ性に傾けます。すると上でもお話したように、黄色ブドウ球菌が増殖し、痒みや発疹などを引き起こしてしまうからです。普段汗をかかない人は、黄色ブドウ球菌が増殖しやすい体質になってしまいます。
⑥免疫を高める(睡眠・ストレス発散)
免疫力を高めることも、頭皮フローラを整えることに効果的です。質の良い睡眠を取ったり、ストレスを発散して免疫力を高めるようにしましょう。
免疫力が低下すると、黄色ブドウ球菌やマラセチア菌を異常に増やしてしまい、頭皮環境を悪化させてしまうからです。
まとめ
頭皮に常在する菌に注目して、頭皮環境を改善し、頭皮からツヤのある美顔を目指す方法を紹介しました。
・頭皮と顔は皮膚、血管、リンパ管と繋がっているため、頭皮環境を良くすることで、顔の肌ツヤも良くなる
・私たちの頭皮に存在する菌は、頭皮を健康に維持するため必要な存在だが、増殖しバランスが崩れると頭皮環境を悪化させてしまう(肌の状態も悪くなりやすい)
・肌ツヤのためにも頭皮フローラを整えるには、シャンプーやドライヤーなど毎日のケアや食事、睡眠などの生活習慣の意識が必要
頭皮と顔は一見関係ないように感じますが、一枚の皮膚でつながっているためお互いの影響は大きいです。顔にツヤが欲しくてケアしているのになかなか成果が出ない、すぐ新しいトラブルが出てくるとお悩みの方は、一度頭皮環境に目を向けてみましょう。

